三本日和

福井県には越前漆器、越前和紙、越前焼など７つの伝統工芸品があり、メガネや繊維などの産業も盛んです。現代の暮らしにあった新しいプロダクトも次々に生まれています。ものづくり文化が根付いた北陸を中心に、さまざまな商品をご紹介しています。

かつて桶屋を営んでいた築100年ほどの町家にあるお店です。三國湊の風土や歴史文化を感じる空間から、いまの暮らしに寄り添う道具をお届けします。

福井県坂井市三国町はかつて北前船交易で栄え、工芸品などの職人文化も花開きました。かぐら建ての町家が連なるノスタルジックな町並みに三本日和も軒を連ねています。

東尋坊の近くに古来より神の島と崇められてきた雄島があります。この一帯の夏の風向きは１日に３回かわります。朝は東から風が吹き、昼すぎには西風に変わる。夕方に風はやみ、夜には北風が吹いてくる。土地の人々はこの風を「三本日和」と呼びます。

暮らしと自然が寄り添う海辺のくらし。人々の生活も自然の一部。そのことを忘れずに、暮らしを慈しみたいという想いから「三本日和」と名付けました。